カテゴリー
audio I/O review

Universal Audio Apollo Quad

Universal Audio Apollo Quad一時期は流通量も少なく、予約して入荷待ちであったapollo quadの使用したレビューを書く事にする。

ネット内の評価に対して

2chではけなされているapolloだが、個人的な使用感としては全然悪くない。サンレコでプレビューがあったようだがそちらは聞いていない。

この値段帯のオーディオインターフェイスとしては、満足いくクオリティだ。

おそらく、入力であるHi-zやプリアンプの色づけが極端に少なく、この点で「音が悪い」という評価になっているのだと思う。

素の音でやる気になるかと言えばそうでもない。しかし出音は低音から高音まで輪郭が見えやすく、細かいミックス調整に対して信頼性の高い反応をしてくれる。下手にきれいな過ぎる音をアウトプットされるより、この方が良いとさえ思える。

なおかつこの機材の真骨頂はやはりUADのプラグインなのであり、これらを使用した上での音像構築を前提とした作りであると考えれば、マイクプリに過度な色づけがされないのは当然ではないかと考える。私はneve系のプラグインをほぼかけっぱなしで使っている。やる気の出る音問題はほぼこれで解決する。

もっとも解像度に関して言えば、RMEの同価格帯の物の方が良い気がする。

Thunderboltのインターフェイスが今後発売される予定だが、この手の機械では一番乗りとなる機材である。

その点でも今後の期待値は高い。

これをスルーして、安定したところでそのときに良い機材を選択して買うという選択肢はありだろう。今使っているインターフェイスがこれよりランクが下の物で、ちょっとランクを上げた出音にしたいと考える方は今買っても前々文句のでない機材ではないかと思う。

それでもアナログインアウトが必要ない場合

それでも、何もプラグインをささずに入りから良い音で聞きたい録りたいということはある。

そういった場合は別のインターフェイスを使うか、良いプリアンプのついたADDAを使うかしかない。

当然またここであらゆる選択肢が生まれてくる。apollo以外の選択はある。ここではこれに関連したモノということでプラグインをDSPで使え、なおかPCIeカードではないものを使う選択肢を挙げておくことにする。処理スピードではPCIeカードの方が早いのでそちらも見てみることはお勧めしておく。