鈴木文夫さんというひと

昨日の新聞をぺらぺらめくっていたら、「芸術選奨大臣賞の受賞者27人を発表」という記事が載っていた。
天児牛大や宮本輝や五木ひろし、小泉今日子といった人たちが受賞したらしい。

その中に映写技師の鈴木文夫さんというひとがいて、気になったので、調べてみました。

このひとは、映画館以外のところで映画を映写するという事の草分けだそうです。
その映写への心遣いがまた良い。

映画を写すための特設会場は公民館やホール、学校や野外会場と本当に様々でその会場にあわせて、スクリーンを選び、投光機(こういうのかどうか知りませんが)の強弱を微妙に変化させながら、映し出す映画に味わいをつけているという。
自分は映画館に入って、光の具合なんか全然気にしなかったけど、よくよく考えてみれば、その作品を我々の手許に届ける最後のところなのだから、とても重要な仕事です。

映画はスクリーン(画面)に映し出されて始めて映画になる、文夫さんの「映写は映画を表現する芸術、監督や制作者をのりこえていかないと出来ない。」という言葉は、音楽をやる自分にとっても凄く重い言葉でした。

このような人が受賞されるのはすばらしい。
受賞の一報を聞いては「自分(鈴木文夫さん)より、もっと受賞すべき人たちがいるんじゃないのか」都思ったそうです。
自分のすべき事をする人の一番確かな反応だと思います。

参考ページ
http://homepage3.nifty.com/ECHOES/sakusaku/2_1.htm

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このページは、Yusuke Satoが2004年3月11日 13:55に書いたブログ記事です。

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