ちょっと思い立って、「音楽」というキーワードで検索をかけてみました。
いや〜、沢山出てきました。
だいたいのモノが「リリース情報」や「アーティスト情報」、「ランキング情報」なのは当然ですが(当然と言い放って良いものかは、微妙なものが在りますネ)、その中で目を引いたのは「著作権関係議論スレッド」の存在が結構多い事と、プレイヤーや制作者に役立つ情報(自分にとって役立つという自己中心的な、自分の解釈です)が見付けにくい事。
著作権関係の議論は、製作する側の人々が熱くその事について議論をくりかえしていました。
今回の検索で、最後の方でぶちあたったイーグルスのドン・ヘンリーの2月17日付けのワシントン・ポスト紙に寄稿した記事が最も象徴的なことをいっていましたし、CCCD(コピーコントロールCD)の有用性にある疑問、コンサートツアーやイベントに関わるお金の膨大さ、CDの値段の疑問等々。
なかでもCDの値段に関しての議論が面白く、「現在一律3,000円くらいになっている(例外もある)値段はもっと安くすべきである」とか「もっと高く設定しても良いんじゃないか」、あるいは「文庫本やハードカバーのように、欲しい人たちのニーズにあわせて、1作品で多様な設定をすべきである」と多様な意見を読む事が出来て大変参考になりました。
装丁で値段をかえよう、というのは面白いですね。
いまのところ業界では「初回発売のみのプレミア」をつける売り方が定番のような気がしますが、それを初回発売以外で展開することは、コスト的なところではどうなんでしょうか?
とはいえ、現在の値段設定はやはり妥当ではないと正直思います。
そこそこ買いやすい数値のような気もしますが、それそのものが「作品」と認められた数値ではないと思います。
作品の意図する値段というものも存在するはずですし、また作品に必要なコストは様々あり、そのコストをリク−プできる数値もまた様々あってしかるべきではないでしょうか。
もしかしたら、それは3,000という数値とかけ離れたものかも知れませんが、作品の価値はその中でよりイキイキ表現されていくのではないでしょうか。
ここの「雑談スレッド」を覗くと、今後のあるべき姿を捜すきっかけになります。
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