イラクの3邦人誘拐拘束

ライブから帰ってきて、テレビつけたら、どえらいことが起こっていました。
自衛隊の派兵で誰もが一番恐れていたことが現実になりました。

一夜明けて、現時点で流れているニュースを見る限り、まだ政府は確実な情報をほとんどつかんでいない様だ。
日本人にとって、「テロリストによって日本人が誘拐される」ということは初めてではないし、過去にはペルーで日本大使館をテロリストに選挙されるということもあった。


その経験がありながら、この初動の鈍さは厳しいものがある。
「自衛隊の撤退」を要求されたことに対しては速やかに「拒否」と応えたのは陶然の事だと思うが、如何に交渉するかの、戸口にも立てていないようだ。
その裏で実は情報をつかめていて、秘密裏に交渉を開始していて欲しいとおもう。


テレビで流れた映像には、銃やロケットランチャーを持っている人たちが暗視撮影のできるカメラで映っていた。
各アナライザーの言葉を聞く限り、相手はプロであると確信できるし、プロであるなら、その最終目的は金であることも推測できる。
だとすれば、筋書きは「お金を機密費から捻出して秘密裏に支払い、アメリカかイギリスの軍隊を使って救出できた」という流れで解決していくようにも思える。ひょっとしたら、自衛隊が独自に救出作戦を行ったことにするかも知れないけど、どちらにしても対テロ行動の脆弱さで国際的な日本の信用はがた落ちになるだろう。


最悪なのは、自衛隊の撤退を拒否したまま時間が過ぎて、日本人が殺される筋書きだ。
拘束された人たちのうち二人はNGO活動のためにイラクへいっていた。
このとても勇気のある人たちを見殺しにしてしまうのか。傍観者としてしかいられないことが悔しい。


とても恐ろしい、自分達のいきている国があてにならないとさえ思える。
とても恐ろしい。

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このページは、Yusuke Satoが2004年4月10日 00:07に書いたブログ記事です。

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