雨の香り

ついさっき、外に出るため玄関のドアをあけると、久しぶりに雨の香りをかいだ。
このところ鼻の調子がおかしいのか1〜2ヶ月ぶりの香りだった。

皆さんも感じたことがあるだろうこの香りは季節によらず、たいてい雨の直前から降り出した直後に香る。

あの鉄とコンクリートにたまったホコリの様な香りだ。

この香りを感じるたびに、天候には香りがあるとアタマの片隅でおもう。

雨の日は上記の通り、曇りの日は湿気にあてられた空気が香り、晴れの日は遠くから風に運ばれる土や緑がはいた酸素を感じ、台風の日は南西の海からやってくる海の水分を感じる。
雪の日は天高く舞い上がっていたあらゆるススが雪の結晶にかくれておりてくるし、夏の日は庭先で生きる虫やトカゲといった、様々な小さい生き物達の吐息が香る。

不思議なことに、これらの香りは国が変わってもそんなに変わることなく香る。
ドイツのハンブルグ、イギリスのケンブリッジ、アメリカのシアトル、カンボジアのアンコールワット、カンボジアのプノンペン、ベトナムのホーチミン、現在中国の香港。
それぞれの土地にいた時間はとても短いことが多いけど、それぞれの風土にあって、濃度に差を感ずるものの、基本的に香る要素が変わらないということがとても面白い。

地球上のどこにいても同じ空を見上げることが出来るけど、自分の鼻の高さでも同じことがいえるのだなと思う。

そういえば、花粉症はアメリカでもかかるらしいなあ。
これも同じ香りだろうか?

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このページは、Yusuke Satoが2005年3月23日 00:50に書いたブログ記事です。

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